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フォークリフトのメンテナンスリースとは?メリットも解説!

2025年1月9日

フォークリフトは物流業務において欠かせない存在ですが、決して安い買い物ではないので、計画性をもって原価償却することが大事です。

如何に長く大事にフォークリフトを使っていくかがひとつのポイントともいえますが、長く使うにはメンテナンスや修繕費などそれなりの維持費が当然ながら必要になってきます。

本記事では、フォークリフトのメンテナンスリースについての解説をしていきます。フォークリフトの購入を検討されている人や、フォークリフトの維持費やメンテナンスについてお悩みの人は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。 

フォークリフトのメンテナンスは法的義務がある

日本には、労働安全衛生規則という法律があり、これは厚生労働省が制定した省令で、労働者の安全と健康を確保し快適な職場環境を形成することを目的とした労働者のための法律です。

フォークリフトのメンテナンスは、労働安全衛生規則によって義務付けされており、法的義務がある点検や検査は、「特定自主検査」と呼ばれています。

フォークリフトのメンテナンスには主に、作業開始前点検、月次検査、年次検査これら3つのメンテナンスがあります。

これら3つのメンテナンスの内の年次検査は特定自主検査にあたり、労働安全衛生規則に則って検査を行うことが義務付けされています。

年次検査は車検のようなもの

フォークリフトには、法律で定められた「特定自主検査」という定期検査があり、これを実施しなければフォークリフトを使用することはできません。

フォークリフトの特定自主検査は、年に1回実施が義務付けされている年次検査がこれにあたり、一般的な自動車の車検をイメージすればわかりやすいです。

年次検査は、1年を超えない期間ごとに1回行う自主検査で、検査に加えて、記録の保存、フォークリフトへの検査標章の貼付けなども義務付けされており、また、有資格者、または検査業者でないと年次検査が実施できません。

フォークリフトの年次検査では、外側から内側までフォークリフトのあらゆる個所の検査が必要となります。フォークリフトの年次検査で必要となる検査項目は以下の通りです。

年次検査で必要な検査項目
  • 原動機の異常の有無
  • 動力伝達装置の異常の有無
  • 走行装置の異常の有無
  • 操縦装置の異常の有無
  • 制動装置の異常の有無
  • 荷役装置の異常の有無
  • 油圧装置の異常の有無
  • 電気系統の異常の有無
  • 警報装置、方向指示器、灯火装置および計器の異常の有無

これら項目の検査記録は3年間保存することが法律で義務付けられています。

検査を怠ると罰金や行政処分も

特定自主検査を実施しない、または、検査や記録の改ざん、資格のない者による検査など、違反に該当した場合は、罰金や行政処分といった罰則が科せられる可能性があります。

労働安全衛生法の違反に該当した場合、50万円以下の罰金が科せられ、また、特定自主検査を実施しないままフォークリフトによる事故や災害が発生した場合、罰金や労働保険の支払い停止、操業停止や書類送検などの行政処分が科せられる可能性もあります。

フォークリフトの特定自主検査は、運転者や作業者の安全を確保することを目的としているので、必ずルールに従って作業開始前点検、月次検査、年次検査これら3つのメンテナンスを実施しましょう。

フォークリフトメンテナンスは業者依頼が基本

作業開始前点検は、フォークリフトを使う前に行うので自社で実施するのが基本ですが、フォークリフトを念入りに調べるといった月次検査、年次検査は基本的に業者に依頼します。

特に、年次検査の場合、フォークリフトの検査に加えて、検査記録の作成や保管、フォークリフトへの検査標章の貼付けなども法律で義務付けられています。

また、年次検査は、有資格者、または検査業者でないと検査が実施できないので、資格が必要なこと、検査以外にも必要な業務があることなどを踏まえると、これらを一括で代行してくれる専門業者に依頼するのがマストだといえるでしょう。

フォークリフトのリース契約もあり

フォークリフトは決して安い買い物ではないため、リース契約される会社も多いです。

リースによく似たパターンにレンタルがありますが、リースとレンタルには契約期間に大きな違いがあり、リースは基本5年契約、レンタルは1日からそれぞれ契約が可能です。

お試しでフォークリフトを使いたい場合は、費用は割高になりますがレンタルも有効な手段だといえるでしょう。

フォークリフトのリース メリット
  • 初期費用を抑えられる
  • 融資を使わずに利用
  • 最新の車種を使える
  • 廃棄手続きが不要

リースによって初期費用を抑えられるのが大きなメリットとなっており、また、購入するわけではないのでローンといった融資の相談も不要です。

メンテナンスリースとは?

リースでフォークリフトを契約した際に、気になるのはメンテナンスなどに必要な費用の負担だと思いますが、基本的にはメンテナンスにかかる費用の負担はユーザー負担になります。

メンテナンスリースとは、リース対象の車両のメンテナンス費用をリース料金に含めた契約形態のことで、自動車のリース会社ではプランのひとつとして提供していることがあり、フォークリフトのリース会社でもメンテナンスリースをプランとして用意していることも多いです。

メンテナンスリースのメリットは?

メンテナンスリースは、メンテナンスに必要な費用が料金に含まれているので、特定自主検査を含む各種検査やメンテナンスに必要な費用、消耗品交換など、これら費用の支出をまとめて管理できるのがメリットとしてあります。

また、フォークリフトに必要な管理業務を一括で業務委託する形になるので、フォークリフトの車両管理における人員や時間、それにかかる費用を削減できたりなど、経営効率の向上につながることもメリットとして大きいでしょう。

フォークリフトのリースは三田産機株式会社がおすすめ!

本記事では、フォークリフトのメンテナンスについての基本情報や注意点、フォークリフトのメンテナンスリースの特徴やメリットなどを解説しました。

フォークリフトは物流業務において欠かせない存在ですが、決して安い買い物ではないので、業務状況や規模、予算に業務計画に応じてリースを利用することは効果的で、また、メンテナンスなどにかかる費用も料金に含まれるメンテナンスリースも経営効率の向上につながるのでおすすめです。

フォークリフトのリースは、選ぶリース会社によって車種や在庫の多さ、サポート内容が異なるので、リース会社選びも重要な要素です。

三田産機株式会社では各種フォークリフトを新車・中古車問わず取り揃えており、フォークリフトの修理はもちろん、メンテナンスの相談や実施も提供しており、リースも実施しています。

扱うフォークリフトも、バッテリーフォークリフトは、カウンタータイプ・リーチタイプ・ラックフォークタイプ、更には無人フォークリフトまで取り扱っており、車種も幅広く取り扱っているので、あらゆる用途に対応可能です。

利用できるリースも、メンテナンス料金を含むプランもあるので、リース費用にお悩みの人にもおすすめです。

指定修理工場でもある当社は、中古車のメンテナンスも万全なので、きっとご満足いただけることでしょう。

富山県周辺でフォークリフトの修理、購入やメンテナンスを検討しているのであれば、是非三田産機株式会社にご相談ください。