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フォークリフトを修理すべき兆候について徹底解説!

2024年9月25日

人の力ではとても運べないような荷物を一度に運搬できるフォークリフトは、物流や建築・工事現場などで欠かせない車両です。

フォークリフトが突然故障してしまうと、日々の作業に大きな支障をきたすだけではなく、大きな事故が発生する原因にもなってしまいます。

 

本記事では、フォークリフトの修理を検討すべき兆候について詳しく解説します。

 

フォークリフトで特に故障に注意しなければならない場所とは?

フォークリフトを扱う際には、正常に作動していることを確認してから運転するのが1番ではあるものの、乗り降りするたびにすべての動作確認をするのは時間のロスに繋がります。

フォークリフトのすべての場所が同じ確率で故障するわけではありません。

 

用途上故障しやすい場所や、故障すると運転そのものが困難になる場所については特に注意が必要です。

特に故障するとフォークリフト運転時に多大な影響を及ぼす部分について、詳しく解説します。

 

フォークリフトチェーンの破損

フォークリフトの主な用途は、荷物を乗せたパレットなどに爪を差し込み、運搬することです。

フォークリフトの爪を上下させるための動作部分は自転車のチェーンのような構造になっています。

 

フォークリフトチェーンの破損はフォークリフトを運転する上で重大な支障をきたす場所のひとつです。

フォークリフトチェーンが破損していると爪が上下に動かせなくなるため、荷物を運ぶことができなくなり、作業そのものを止めなければならなくなります。

 

また、突然フォークリフトチェーンが切れてしまうと爪が落下してしまうため、重大な事故の原因にもなりかねません。

事故だけではなく、チェーンが切れて爪が落下してしまうことにより、大事な荷物が損傷する可能性もあります。

 

フォークリフトチェーンは、経年劣化などにより、錆び・腐食・チェーンのたるみなどが発生します。

これらの症状は故障になる前の兆候なので、点検時に上記の異常を確認したら、速やかにフォークリフトチェーンの修理または交換を検討しましょう。

 

潤滑油・作動油の漏れ

フォークリフト全体の動作に重大な支障をきたす可能性がある兆候に、オイル漏れがあります。

ここで言うオイルとは、フォークリフトを動かすのに必要なガソリンのことではなく、フォークリフトの稼働部分をスムーズに動かすための潤滑オイルのことを指しています。

 

通常、潤滑オイルはモーターやギアなど、駆動部分に供給されるのですが、供給部分が詰まっていたり、破れていたりするとフォークリフト内部や外部にオイルが付着します。

潤滑オイルが十分行き渡っていないと、ギアなどの駆動部分に大きな負担がかかり、摩擦力が大きくなることによってギアが欠けたり破損したりする恐れがあります。

 

モーター部分のギアが破損してしまうとフォークリフト自体が動かなくなり、作業が続けられなくなります。

ギア以外の部分でも潤滑オイルの供給が不十分であれば、駆動部分がいずれ故障してしまうでしょう。

 

また、潤滑油だけではなく、作動油の漏れにも注意しなければなりません。

作動油とは、油圧部分に使われる油のことで、作動油が漏れていると油圧部分の動作が正常に行われなくなります。

 

フォークリフトでは荷物を上下させる「ダンパー機構」で作動油が用いられています。

オイル漏れを発見した場合は修理を依頼するようにしましょう。

 

フォークリフト内部のオイル漏れは作業前点検だけではなかなか気づきづらいため、月次点検や年次点検などで内部もしっかり検査することが大切です。

 

バッテリーの消耗による停止など

フォークリフトのなかには、ガソリンではなくバッテリーを動力源にいているものもあります。

バッテリーで動くフォークリフトは排気ガスが出ないのがメリットで、エンジン音がない分、ガソリン式のフォークリフトよりも静かです。

 

ただし、バッテリー式のフォークリフトを使う場合はバッテリー残量や、バッテリーそのものの故障には注意しなければなりません。

バッテリー式フォークリフトに用いられるバッテリーの寿命は、フォークリフトの使用頻度によって差は出てくるものの、だいたい5年ほどと言われており、回数に換算するとだいたい1,200回くらい充電すると寿命を迎えます。

 

これらの数値はあくまでも目安です。バッテリーを交換して3年以上経過していて、いつもと比べてバッテリーの消耗が激しかったり、フルに充電するのにいつもより時間がかかったりする場合は、バッテリーの寿命が尽きかけている可能性があります。

 

バッテリーの寿命が尽きてフォークリフトが突然動かなくなってしまうと、充電しても動かせないため、対処するのにかなりの時間と費用を費やすことになります。

始動前点検の際に、バッテリーはフルで充電できているかを必ず確認しましょう。

 

バッテリーを交換して間もないにも関わらず、フルに充電ができなかったり、バッテリーの消耗が激しい場合はバッテリーそのものが故障している可能性があります。

使用を中断し、すぐに修理してもらうようにしてください。

 

爪(フォーク)の経年劣化や破損

フォークリフトは、爪の上に荷物を乗せて運搬する車両です。

したがって、爪の故障や破損も作業に重大な支障をきたします。

 

フォークリフトの爪は特に頑丈に作られているため、そう簡単に壊れることはありませんが、荷重制限を超える重量の荷物を持ち上げると、破損する可能性があります。

日々の点検で爪が曲がっている場合は、修理を依頼しましょう。

 

タイヤの摩耗

普通自動車と同様に、フォークリフトのタイヤの故障は重大な事故を引き起こす恐れがありますし、タイヤが破損すれば動かなくなるため、作業が大幅に遅延するでしょう。

 

フォークリフトのタイヤにはノーパンクタイヤといって、エアーを使わないタイヤもあります。

ノーパンクタイヤならパンクの心配はありませんが、だからといっていつまでも使い続けられるわけではありません。

 

タイヤはフォークリフトを動かせば必ず摩擦によって小さくなっていきます。

タイヤには必ずスリップサインと呼ばれる、交換の目安となる印が刻印されているので、スリップサインに到達するまでタイヤがすり減った場合はタイヤの交換を検討しましょう。

 

スリップサインを超えて使い続けると、曲がった際に滑りやすくなります。

 

フォークリフトが故障した時の修理は三田産機株式会社におまかせ!

ここまで、故障するとフォークリフトの作業に大きな支障をきたす部分について紹介しました。

紹介した以外にも、ガソリン式のフォークリフトならば排気ガスが黒いなど、故障の兆候と考えられる症状はまだまだあります。

 

始業時点検などで、異変に気づいた場合は早めに修理を依頼するようにしましょう。

三田産機株式会社は、フォークリフトを専門に取り扱っている企業であり、故障したフォークリフトの修理も承っています。

 

どの業者に修理を依頼すればよいか迷った際には、ぜひ見積もりを検討してみてください。