コラム
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フォークリフトのサービスエンジニアとは?
2025年1月30日フォークリフトは物流業務において欠かせない存在ですが、フォークリフトを長く大事に使うためには日々のメンテナンスや整備は必要不可欠で、それらを支える存在がフォークリフトのサービスエンジニアといえるでしょう。
本記事では、フォークリフトや物流業界を支えるサービスエンジニアの仕事内容や必要なスキル、サービスエンジニアのなり方などについて詳しく解説していきます。
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サービスエンジニアの仕事内容は?
サービスエンジニアは、機械や電子機器の保守や修理、アフターサービスなどを行う専門家のことです。
サービスエンジニアは、大きい括りの職業のひとつなので、フォークリフトを扱う物流業界だけではなく、自動車産業やIT業界など幅広い業界に存在する職業です。
フォークリフトにおけるサービスエンジニア
フォークリフトのサービスエンジニアは、主にフォークリフトの修理や点検、メンテナンスを業務のメインとしています。
また、時にはフォークリフトだけではなく、その他の荷役機器といったマテハン整備業務を担当したりなど、物流インフラの安全を確保する役目も担います。
以下は、フォークリフトサービスエンジニアの主な実務業務です。
- フォークリフトの修理やメンテナンス
- フォークリフトの定期点検の実施
- フォークリフトに関する相談やヒアリング
- フォークリフトの問題に対しての解決
- フォークリフトの点検日のスケジュール調整
- フォークリフトの点検の報告書の作成
ユーザーと対面で接する
エンジニアといえば専門職で武骨なイメージを持たれがちですが、ユーザーと対面で接して、フォークリフトの問題解決や要望に対応する必要があるので、ユーザーとの日常的なコミュニケーションが大事です。
コミュニケーションを疎かにしてしまうと、相談やヒアリングもまともにできないのでフォークリフトが抱える問題の解決や、ユーザーの要望に応えることができません。
顧客訪問を行い、フォークリフトを点検し、要修理や要検査など問題点があれば解決に向けて見積もりを作成したりします。拠点から1時間程度の範囲で移動できる顧客に対しての業務になるので、日によって訪問する件数は異なりますが1日で3件~4件程度とされています。
フォークリフトサービスエンジニアになるには?
フォークリフトのサービスエンジニアは、専門職でやりがいのありそうな職業ですが、フォークリフトのサービスエンジニアになるためには、具体的にどのようなルートがあり、どのようなスキルや資格が必要なのでしょうか。
ここからは、フォークリフトサービスエンジニアのなり方について紹介していきます。
就業には資格が必要
フォークリフトのサービスエンジニアとして仕事をするには、自動車整備士3級以上または産業車両整備士の資格が必要になります。
自動車整備士3級
自動車の定期的なメンテナンスや分解、修理や組み立てなどを行える国家資格で、フォークリフトのサービスエンジニアにも必要な国家資格です。
因みに、自動車整備士の資格には1級から3級までありますが、2級が最も取得者が多い資格です。
フォークリフトのサービスエンジニアでは、点検整備と分解整備を行う際に必要な資格であり、点検整備では部品の劣化や故障の点検及び、修理や整備を行い、分解整備ではエンジンやサスペンションなどの装置を分解して、点検及び修理を行います。
資格取得には、国家試験である国土交通省が実施する検定試験に合格する必要があります。
産業車両整備士
産業車両整備士は、工場や倉庫などの産業車両を整備する国家資格です。主にフォークリフトといった産業車両の場合、整備不良などが原因で重大な事故や災害につながる可能性もあるので、事故や災害リスクを考えた上でも大切な資格だといえるでしょう。
産業車両整備士の資格を取得するには、学科試験と実技試験の2つに合格する必要があります。
学科試験では産業車両の整備に関することだけでなく、エンジンや電気、力学や関係法令など、多岐にわたって出題され、実技試験では、産業車両の整備作業が出題されます。
必要なスキルは?
フォークリフトのサービスエンジニアには、国家資格の他にも、問題解決能力やコミュニケーション、体力や柔軟性など、資格以外の実践的なスキルも求められます。
問題解決能力
フォークリフトに問題が発生した場合に、原因を特定し、その解決策を見つける能力が求められます。
フォークリフトのサービスエンジニアは、1日に数件の顧客を訪問しなければならないこともあるので、限られた時間の中で効率よく対応することも求められます。
コミュニケーション
基本的にはユーザーと対面して直接対応するので、サービスエンジニアにとってコミュニケーションスキルは必要不可欠です。
フォークリフトの問題点の解決は、ユーザーからのヒアリングも重要な要素であるため、コミュニケーションスキルがなければ、適格な原因特定と解決ができません。
体力や柔軟性
フォークリフトのサービスエンジニアは技術職でもあるため、現場での作業が多く整備や修理には体力が求められます。
また、フォークリフトのような産業車両は急なトラブルも多いため、急なトラブルに対応できる柔軟性も必要とされます。
セールスエンジニアとの違いは?
同じエンジニア職で「セールスエンジニア」という言葉も聞くことが多いと思いますが、セールスエンジニアは技術的な知識を活かして製品の販売を支援することが主な役割です。
サービスエンジニアは、販売後のサポートが主な役割なので、販売前と販売後という点に大きな違いがあります。
技術的な経験や知識でいえば、両エンジニア共に近い存在ですが、販売前と販売後ではユーザーのニーズにも大きな違いがあるので、似た職種でありながらも、両者には目的や職務内容が違うといえるでしょう。
質の高いサービスエンジニアは三田産機株式会社!
本記事では、フォークリフトのサービスエンジニアの、仕事の内容や特徴、求められるスキルや資格などについて詳しく解説しました。
フォークリフトのサービスエンジニアは、フォークリフトのアフターケアを担っているのでサービスエンジニアの質はある意味、フォークリフトの販売業者や、専門の整備業者の質にも直結するといえるでしょう。
また、サービスエンジニアとして働く場合も、専門業者や販売店の規模やサービス内容が気になるところではないでしょうか。
三田産機株式会社では各種フォークリフトを新車・中古車問わず取り揃えており、フォークリフトの修理はもちろん、メンテナンスの相談や実施も提供しており、リースも実施しています。
扱うフォークリフトも、バッテリーフォークリフトは、カウンタータイプ・リーチタイプ・ラックフォークタイプ、更には無人フォークリフトまで取り扱っており、車種も幅広く取り扱っているので、あらゆる用途に対応可能です。
指定修理工場でもある当社は、質の高いサービスエンジニアが多数在籍しており、購入前のご相談はもちろん、購入後のアフターケアも充実しており、また、中古車のメンテナンスも万全なので、きっと当社のサービスにもご満足いただけることでしょう。
富山県周辺でフォークリフトの修理、購入やメンテナンスを検討しているのであれば、是非三田産機株式会社にご相談ください。
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