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フォークリフトのサービスエンジニアに必要な資格やスキルは?仕事内容も解説!

2025年3月3日

本記事では、サービスエンジニアに必要な資格やスキルについて解説していきます。サービスエンジニアは技術職でありながらも顧客と接する機会が多い職業でもあるので、顧客と業界をつなぐ重要な役割があり、また今後の物流需要の拡大からも将来性のある職業だともいえます。

ここでは、サービスエンジニアに必要な資格やスキルの解説に加え、サービスエンジニアの仕事内容なども詳しく解説していきますので、サービスエンジニアに興味のある人や、サービスエンジニアで転職を検討されている人などはぜひ本記事を参考にしてください。

サービスエンジニアってどんな仕事?

サービスエンジニアとは技術職でありながらも顧客とのコミュニケーションを重要視されている職業で、主に機械やシステムの保守やメンテナンス、修理などのアフターサービスを行う技術職です。

物流業界であれば、フォークリフトをはじめとする荷役機器やマテハン、物流インフラの安全確保などがサービスの対象となります。

わかりやすく説明すると、例えば使っているフォークリフトに何かトラブルが発生した場合、メーカーや代理店などに連絡して修理に来てもらうと思いますが、その時に現地に来て作業をしてくれるのがサービスエンジニアです。

サービスエンジニアの主な仕事内容

基本的には、顧客が抱えるサービスや商品に関する問題に対して、原因の解明、解決策の提案などがサービスエンジニアの業務目的なっており、エンジニアとしての技術力が必要とされるのはもちろんですが、加えて技術職でありながらも顧客とのコミュニケーションが重要視されています。

商品やサービスの保守、修理、メンテナンスといった技術面だけでなく、顧客からの問い合わせやヒアリングなど幅広く担当するのがサービスエンジニアの特徴だといえるでしょう。

サービスエンジニアの仕事の流れ

サービスエンジニアの業務と目的は、顧客が抱える問題の原因解明や解決策の提案、修理やメンテナンスなどですが、具体的な仕事の流れは以下のようになります。

  • 顧客からの問い合わせ対応
  • 顧客訪問による問題点の調査および解決
  • サービスや機器の定期的な点検
  • 故障やトラブルの修理
  • 新製品や新サービスへの買い替え提案

流れを見てもわかるように、サービスエンジニアの業務は顧客とのコミュニケーションによってサービスが展開されます。そのため、技術職でありながらもサービス業や営業の色を持った職業であるため、顧客とのコミュニケーションが重要視されています。

物流業界でのサービスエンジニア

物流業界でのサービスエンジニアも他業界と同じで、顧客が抱える問題の原因解明や解決策の提案、修理やメンテナンスなどが主な業務目的となり、サービスの対象がフォークリフトをはじめその他荷役機器、マテハン、物流インフラの安全確保などになります。

以下は、物流業界のサービスエンジニアの主な仕事内容です。

  • フォークリフトの修理やメンテナンス
  • フォークリフトの定期点検の実施
  • フォークリフトに関する相談やヒアリング
  • フォークリフトの問題に対しての解決
  • フォークリフトの点検日のスケジュール調整
  • フォークリフトの点検の報告書の作成

基本的には顧客訪問がメインとなり、訪問先でフォークリフトを点検し、要修理や要検査など問題点があれば解決に向けて見積もりを作成したりします。

サービスエンジニアに必要な資格

サービスエンジニアとして仕事をするには、自動車整備士3級以上または産業車両整備士の資格が必要になります。

ここからは、サービスエンジニアに必要な国家資格である自動車整備士3級と産業車両整備士について解説していきます。

自動車整備士3級

自動車整備士3級は、自動車の各装置の基本的な整備や定期的なメンテナンスや分解、修理や組み立てなどを行える国家資格です。

フォークリフトの場合は点検整備と分解整備を行う際に必要な資格であり、点検整備では部品の劣化や故障の点検及び、修理や整備を行い、分解整備ではエンジンやサスペンションなどの装置を分解して、点検及び修理を行います。

自動車整備士3級は、国土交通省が実施している自動車整備士の技能検定試験に合格し、一般社団法人日本自動車整備振興会連合会が実施している自動車整備技能登録試験に合格することで取得ができます。

産業車両整備士

産業車両整備士は、フォークリフトやショベルカーといった倉庫や工場で使用する産業車両の整備をするために必要な国家資格です。

フォークリフトといった産業車両の場合、整備不良などが原因で重大な事故や災害につながる可能性もあるので、事故や災害リスクを考えた上でも大切な資格だといえます。

産業車両整備士には一級と二級があり、一級は7年以上の実務経験または2級合格後2年以上の実務経験が、二級は実務経験2年以上がそれぞれ受験資格として必要です。ですが、学歴によっては必要な実務経験年数が異なる場合があるので確認しましょう。

都道府県の職業能力開発協会が実施する技能検定試験に合格することで資格の取得が可能で、試験は学科試験と実技試験で構成されています。

サービスエンジニアに必要なスキル

サービスエンジニアとして働くには、自動車整備士3級以上や産業車両整備士といった国家資格に加え、いくつかのスキルも必要とされています。

コミュニケーションスキルが必要であることは先述でも触れましたが、その他にも問題解決能力やトラブルに対応できる柔軟性、現場仕事をこなせるだけの体力などといったスキルも必要です。

コミュニケーション 顧客からのヒアリングを元に問題の原因解明や解決策の提案を的確に行うためにも、サービスエンジニアにとってコミュニケーションスキルは必要不可欠です。

フォークリフトの問題点の解決は、ユーザーからのヒアリングも重要な要素であるため、コミュニケーションスキルがなければ、適切な原因特定と解決ができません。

問題解決能力 サービスや製品に問題が発生した際に原因を特定しその解決策を見つける能力が求められます。

フォークリフトのサービスエンジニアは、1日に数件の顧客を訪問しなければならないこともあるので、限られた時間の中で効率よく対応することも求められます。

体力や柔軟性 サービスエンジニアは技術職でもあるので、現場での整備や修理を行うための体力も必要です。

フォークリフトのような産業車両の場合、急なトラブルも多いためトラブルに迅速に対応できる柔軟性や対応力も求められます。

サービスエンジニアの将来性は?

サービスエンジニアは国家資格が必要な専門職なので今後も一定の需要があり、職業としては比較的安定していると考えられます。

特に流通に深くかかわりを持つ物流業界は、サプライチェーンのグローバル化やオンライン取引の増加による荷物量増加、国際物流の拡大など需要が増加することが見込まれるので、フォークリフトを扱う物流業界のサービスエンジニアの将来性は明るいといえるでしょう。

サービスエンジニアの年収

サービスエンジニアの年収は約300万円から700万円とされていますが、これは携わる業界や所属する企業、さらには保有しているスキルなどによっても大きく左右します。

フォークリフトにおけるサービスエンジニアの年収は、約400万円から600万円ほどとされており、こちらもさまざまな要素によって年収が左右されます。

サービスエンジニアの年収に影響する要因としては、携わる業界や企業以外にも年齢や経験年数、勤務時間、専門知識やスキルの熟練度などさまざまな要因があります。

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本記事では、サービスエンジニアの仕事内容について解説しました。サービスエンジニアは顧客と業界をつなぐ重要な職業であり、やりがいのある仕事だといえるでしょう。

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