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コラムを掲載していますフォークリフトはレンタル可能!リースとの違いと費用相場を解説!
2024年9月3日
フォークリフトは工場や物流会社なら常備されていますが、それ以外の企業ではほとんど見かけません。
しかし、状況によっては人の手では運べない荷物を運ばなければならないケースも出てきます。
大きな荷物を運ばなければならないのに、フォークリフトがないといった場合に便利なのが、フォークリフトのレンタルです。
しかし、いざレンタルしようとすると、どのくらいの費用がかかるのか、どのようにフォークリフトを選べばよいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。
本記事ではフォークリフトをレンタルする際の車種の選び方と、費用相場について解説します。
フォークリフトのレンタルは1日からが基本
フォークリフトはさまざまな企業からレンタルできますが、ほとんどの企業で1日からのレンタルが基本となっています。
レンタカーでは数時間だけ借りることが可能ですが、フォークリフトでは数時間単位でのレンタルができない点には注意が必要です。
レンタルする期間の期限は特に設けられておらず、必要であれば数ヶ月、1年単位でレンタルすることもできます。
正しくレンタルするにはフォークリフトの種類を把握する必要あり!
フォークリフトと一口にいっても、形や大きさ、動力などで分けると非常に多くの種類があります。
必要な作業に応じて最適なフォークリフトは異なります。
大まかではありますが、フォークリフトの種類について解説するので、レンタルするフォークリフトを選ぶ際の参考にしてみてください。
フォークリフトの種類
レンタルするフォークリフトを選ぶうえでもっとも重要となるのが、どのような形のフォークリフトを借りるかです。
外観上でフォークリフトを分けると、大まかには以下の2つに分類されます。
- カウンターリフト
- リーチリフト
- クローラー
正しくフォークリフトをレンタルしたいならば、3種類すべての特徴をしっかりと把握しておくようにしましょう。
カウンターリフト
カウンターリフトは通常の自動車のように前輪が2つ、後輪が2つあり、前方には荷物をすくい上げるためのツメが取り付けられています。
一般の人がフォークリフトと言われて思い浮かべるものだと認識しておけば外観はイメージしやすいのではないでしょうか。
もっともスタンダードな形状ということもあって、さまざまな大きさのものがラインナップされています。
カウンターリフトのうち、一般的にもっとも多く利用されているのは2.5トンクラスのものですが、2.5トンよりも小さなカウンターリフトもあります。
また、大きくて重い荷物を運びたい場合などは、10トン以上のカウンターリフトをレンタルすることも可能です。
10トン以上のカウンターリフトは安定性向上のため、前輪が2本ずつ取り付けられています。
リーチリフト
リーチリフトは立ったまま運転するタイプのリフトで非常に小回りがきくため、倉庫など室内のスペースが狭い場所で大活躍します。
また、ツメ部分だけを前に伸ばしたりできるので、荷物だけを前後に出し入れ可能なのもカウンターリフトとは大きく異なる点です。
非常に使い勝手のよいフォークリフトではあるものの、カウンターリフトと比べると不安定になりやすいので、あまりにも重い荷物を運ぶには適していません。
また構造上段差にも弱いため、屋外での利用は避けたほうがよいでしょう。
デメリットは運転するのに多少慣れが必要な点です。
カウンターリフトは基本的に自動車と運転感覚は変わらないので、すぐに慣れますが、リーチリフトは自動車とはまったく異なる運転技術が求められます。
クローラー
動力
フォークリフトの動力は大きく分けると以下の3つに分類されます。
- 手動式
- バッテリーを用いた電動式
- ガソリンやディーゼルを用いた燃料式
手動式は主に1トン未満の小さな荷物に用いられており、小型特殊免許がなくても利用可能で、女性でも扱いやすいといったメリットがありますが、重い荷物は運べませんし、通常のリフトと比べると作業効率もあまり良好ではありません。
バッテリー式は電力でのみ動くのでランニングコストが安いというメリットがありますが、バッテリーが切れると使えなくなるため、長時間の利用には適していません。
燃料式は燃料がなくなるまで使えるので、バッテリー式よりも長時間利用でき、馬力も3つのなかでは最も高いです。
しかしその一方で燃料費がかかるというデメリットがあります。
一部例外もありますが、燃料式のフォークリフトをレンタルした場合、基本的に返すときは満タンにしておかなければなりません。
大きさ
フォークリフトの大きさはフォークリフトを選ぶうえで特に重要な要素のひとつです。
重たい荷物を運ばなければならないのにも関わらず、小さなフォークリフトをレンタルしてしまった場合は目も当てられません。
フォークリフトのレンタルは、運搬する荷物の大きさ・重さをしっかりと調査したうえで利用しましょう。
レンタルできるフォークリフトの大きさは貸出している企業によって異なりますが、手動用の1トン未満のものから、20トン以上の大きさのものまで幅広いラインナップとなっている場合が多いです。
リフトは大きくなればなるほど小回りができなくなるので、作業スペースも考慮して選ばなければなりません。
適切な大きさのフォークリフトがわからない場合は、レンタルする際に運搬したい荷物の詳細を伝えると、最適なリフトを教えてもらえます。
タイヤの種類
フォークリフトのタイヤは、カウンターリフトとリーチリフトで大きく異なります。
リーチリフトは前輪のロードタイヤ、後輪の駆動輪にあたるドライブタイヤ、ドライブタイヤの補助輪にあたるキャスタータイヤの3種類に分けられます。
そしてタイヤの材質はウレタンとゴムがあり、ウレタンはゴムより長持ちします。
一方のゴムタイヤはウレタンよりも低コストでグリップ力が高いという特徴があります。
アタッチメント
用途に応じて、通常のツメとは異なる各種アタッチメントを取り付けることができます。
取付可能なアタッチメントの種類はさまざまで、必要に応じて利用することでよりスムーズに作業を進められます。
オプション
その他、用途ごとにツメを取り付けたり、安全面を考慮して回転灯やブザーを取り付けるなど、各種オプションも追加できます。
追加可能なオプションの種類は企業ごとに異なるので、詳しくは事前に問い合わせてみてください。
レンタル料の相場は?
フォークリフトのレンタル料は、フォークリフトの動力と大きさ、そしてレンタル期間によって決まります。
動力は主に手動のもの、ディーゼルやガソリンなど燃料が必要なもの、バッテリーで動くものの3つに分類されます。
費用は手動式のものがもっとも安いですが、手動式は馬力がないため、重い荷物やたくさんの荷物は運べません。
重いものを運ぶならばバッテリーのものか燃料式のものがよいでしょう。
燃料式のほうがバッテリー式のものより馬力はありますが、レンタル性はもっとも高額になります。
フォークリフトの大きさは、どのような荷物を運搬するかによって決めるとよいでしょう。
レンタル費用は貸出している企業によって多少異なりますが、もっともスタンダードな3トンクラスのフォークリフトを1日レンタルすると、だいたい15,000円くらいかかります。
レンタル期間が長期になれば、その分費用はかかりますが、数ヶ月から1年など、長期的にレンタルすると、1日単位のレンタル性は大幅に割引されることが多いです。
まとめ
短期間のみフォークリフトを使うならば、購入やリースよりもレンタルするのが費用負担も少ないため、もっとも適切な方法です。
三田産機株式会社では大小さまざまなフォークリフトを貸出しています。