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コラムを掲載していますフォークリフト修理のタイミングは?注意点やおすすめ業者
2024年11月14日物流業務においてフォークリフトはなくてはならない存在です。ですが、フォークリフトも長く使えばそれだけ老朽化が進み破損や故障が発生する可能性も高くなります。
フォークリフトが故障してしまうと、業務がストップしてしまい会社に不利益を生むことになるので、そうならないためにも修理のタイミングを間違わないことが大事です。
本記事では、フォークリフトの修理のタイミングや、故障の兆候などを解説していきます。
フォークリフト修理のタイミングや故障の兆候
フォークリフトに以下のような兆候や症状が出た場合は修理のタイミングとなります。
- エンジンがかかりにくい
- チェーンの破損
- オイル漏れ
- 爪の破損や劣化
- タイヤの摩耗
日々のメンテナンスでこれらの兆候や症状が出た場合は、すぐにメーカーや専門の業者に相談しましょう。
エンジンがかかりにくい
フォークリフトのエンジンが以前と比べてかかりにくいと感じた場合、バッテリー切れや燃料切れのケースもありますが、エンジンそのものに問題を抱えているケースもあります。
バッテリーや燃料切れの場合であれば、バッテリーの交換や燃料の補充だけで解決しますが、エンジンに問題を抱えていて故障をしている場合、対処が遅れてしまうと最悪の場合エンジンのオーバーホールや取り替えが必要になってしまいます。
故障が初期の段階であれば費用を抑えることができる可能性もあるので、エンジンがかかりにくいなどといった違和感がある場合は、軽視せずに原因を追究しましょう。
チェーンの破損
フォークリフトチェーンは、破損をしてしまうと稼働不可になるだけでなく他の部品の故障の原因となる可能性もあります。
基本的には定期的に潤滑油を補充してチェーンを長持ちさせることができますが、老朽化による腐食や錆、歪みやたるみなどがみられる場合は修理や交換が必要です。
オイル漏れ
フォークリフトにはエンジンオイルと作動油と呼ばれるオイルがあり、エンジンオイルはエンジンを守るためのオイルであり、作動油は荷役装置やパワーステアリング装置を守るオイルです。
フォークリフトで使用するこれらオイルは、フォークリフトの稼働や、本体内部の可動を潤滑に行うために必要なオイルで、オイル漏れを起こすとエンジンへの負担、ギアやモーターの摩擦など、各部位に過度な負担をかけてしまうことになります。
また、オイル漏れを起こすと、オイルが入っていけない部分にオイルが侵入してしまう可能性もあるので、フォークリフトを保管している床や地面が濡れていたり、本体や荷物にオイルが付着している場合はオイル漏れを疑いましょう。
爪の破損や劣化
爪はフォークリフトの運用に不可欠な部品でありなくてはならない存在です。
曲がりが破損として最もありがちです。曲がった状態ではメーカーの保証する最大荷重を担保できませんし、荷物の転落や破損を招く可能性もあるので、すぐに対処する必要があります。
タイヤの摩耗
自動車と同様にフォークリフトのタイヤも使う月日が経てば経つほど摩耗して破損していきます。
フォークリフトのタイヤはエアーを使わないノーパンクタイヤが使われていることもありますが、ノーパンクタイヤでもタイヤは摩耗して減っていき、タイヤが破損すればフォークリフトは動かなくなります。
タイヤが減って小さくなると、フォークリフトは真っすぐ走りませんし全体のバランスも悪くなり、またスリップを起こす可能性もあるので、荷物の運搬にも危険が伴います。
故障した際の対処法は?
フォークリフトが故障をした、または、故障の兆候がある場合は、適切に対処をすることが大事です。
故障したらフォークリフトを動かさず、慌てずに責任者に報告し、修理や業者へ依頼などの対応をすることが基本です。
無理にフォークリフトを分解したり、動かしたりすると、重大な故障なったり最悪の場合は事故につながる可能性もあるので、フォークリフトが故障した際は「慌てない」を基本に適切な対処を行いましょう。
フォークリフトの故障によるリスク
フォークリフトが故障することでさまざまなリスクが考えられます。
例えば、タイヤの摩耗が激しい場合、スリップによって荷物の落下や、最悪の場合は人を巻き込む事故につながる可能性もあります。
また、故障によってフォークリフトの稼働が止まってしまった場合は、業務を行うことができないため、会社に不利益を生んでしまう可能性があります。
故障の際に修理に出すとしても、戻ってくるまでに時間がかかるので、日々の点検やメンテンナスを通じて計画的に修理に出すようにしましょう。
修理費用を抑えるには?
フォークリフトの修理には当然ながら費用が必要になり症状によって費用が高くなる可能性もあります。
ですが、日々の作業中の意識や取り扱いに少しでも気をつけることで、修理にかかる費用を抑えられる可能性もあります。
まめなメンテナンス
こまめにメンテナンスや点検を行うことで修理費を抑えることも可能です。
例えば、チェーンの潤滑油をまめに補充することでチェーンの寿命を延ばすことができますし、こまめに本体を掃除することでいち早くオイル漏れに気づいたり、丁寧に運転することでタイヤを長持ちさせたりなど、日々の点検やメンテナンス、取り扱いで、部品の長持ちや故障の早期発見などにつながります。
修理に必要な主な費用
フォークリフトの修理には、主に以下のような費用が必要です。
部品代 | メーカーからの純正部品が基本です。リユース品などは動作保証がでません。また、フォークリフトの重量によって、同じ部品でも費用が異なる場合もあります。 |
工賃 | 業者によって費用はことなりますが、基本的には人数×時間や設備費用などを基準に設定されます。 |
諸経費 | 出張費や代車費用、引上げ納車費用などの費用。出張費や引上げ納車費用は距離によって異なります。 |
このように、修理費はフォークリフトの重量や部品の種類、業者や距離によって費用が異なるので、まずは、メーカーや業者に見積もりをお願いしましょう。
専門業者に相談する
修理費を抑えるにはこまめな点検やメンテナンスが効果的ですが、フォークリフトに関する知識や経験が浅い場合だと点検やメンテナンス時の判断に不安が残るかもしれません。
そのような場合は、専門業者に相談するのもありで、定期的な点検やメンテナンスをお願いすることで、結果的に修理費用を抑えることもできます。
点検やメンテナンスに対するコストはかかりますが、ちょっとした部品の交換や掃除、故障の早期発見などもできるので、結果的にフォークリフトの重大な問題発生を防ぐこともできます。
フォークリフトが故障した時の修理は三田産機株式会社に!
本記事では、フォークリフトの故障の兆候や修理のタイミングなどについて解説しました。
物流業務においてフォークリフトはなくてはならない存在で、故障が発生してしまうと事故が発生する可能性が高くなるだけでなく、稼働が止まることで会社に不利益が生まれる可能性もあります。
三田産機株式会社では各種フォークリフトを新車・中古車問わず取り揃えており、フォークリフトの修理はもちろん、メンテナンスの相談や実施も提供しています。
扱うフォークリフトも、バッテリーフォークリフトは、カウンタータイプ・リーチタイプ・ラックフォークタイプ、更には無人フォークリフトまで取り扱っているので、あらゆる用途に対応可能です。
指定修理工場でもある当社は、中古車のメンテナンスも万全なので、きっとご満足いただけることでしょう。