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フォークリフトはメンテナンスが重要!耐用年数や抑えておきたいポイントも解説!

2024年10月31日

物流業務においてフォークリフトはなくてはならない存在です。

ただ、そんなフォークリフトも長く使うにつれ劣化が進み、故障内容によっては修理が割高になってしまうこともあります。

ですが、フォークリフトは日々のメンテナンスをしっかりと行うことで、フォークリフトの寿命を長持ちさせて修理費用を抑えることも可能で、また、フォークリフトによる労働災害を防ぐことにもつながります。

本記事では、フォークリフトのメンテナンスの重要性や耐用年数、抑えておきたいポイントなどを中心に解説していきます。

フォークリフトの耐用年数

耐用年数とは、耐久性に加え機能や経済的な意味も含めた利用可能年数のことであり、フォークリフトの場合は法定耐用年数として、財務省の「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」によって定められています。

フォークリフトの耐用年数は、購入費やメーカー、装備や機能、種類を問わず、一律で5年と定められていますが、日々のメンテナンスや取り扱いに気を付けることによって実際の耐用年数は変化する場合もあります。

バッテリー式のフォークリフトの場合は、バッテリーの寿命が5年であることからバッテリー式の耐用年数は5年間とされています

フォークリフトのメンテナンスの重要性

フォークリフトのメンテナンスは、フォークリフトの安全な運用や、故障や事故を防止するためにも重要な要素です。

フォークリフトは、一年に一度の特定自主検査が義務づけされており、それを怠ると罰則が科せられるので、メンテナンスを行うことはフォークリフトの運用や故障防止だけでなく、罰則防止にもつながります。

フォークリフトの寿命に影響

フォークリフトの耐用年数は一律で5年とされていますが、メンテナンスを定期的に行い、取り扱いに気を付けることで耐用年数を超えて使用できる場合もあります。

また、フォークリフトを取り扱う際は日々の点検も重要で、ランプや方向指示器、警報装置が正常であるかなど、日々使用開始前に点検を行うことで、フォークリフトの異常にもいち早く気づくことができます。

フォークリフト使用前の主な点検次項
  • 制動装置
  • 操縦装置
  • 油圧装置
  • 車輪
  • ランプや方向指示器
  • 警報装置
  • ヘッドガードやバックレスト

これらの他にも違和感や異常があれば、速やかにメンテナンスや修理を行いましょう。

点検を怠ると罰則の対象にも

フォークリフトの点検を怠ってしまうと、50万円以下の罰則が科せられる可能性があるので注意が必要です。

フォークリフトの点検については「労働安全衛生規則」に条文があり、フォークリフトの点検は法定点検として義務付けられています。

フォークリフトの点検は、年次、月次これらの点検を怠った場合に罰則が科せられ、他にも、検査や補修、記録を怠った場合や、資格がない者による検査などを行った場合も、50万円以下の罰金に科せられます。

また、特定自主検査を実施していない状態で、フォークリフトで事故や災害を起こしてしまった場合は、罰金や労災保険の支払い停止、操業停止や書類送検など、行政処分が科せられる可能性もあるので注意が必要です。

事故の防止にもつながる

フォークリフトの寿命を長くすることや、罰則に対してのリスク管理はもちろんのこと、最も大事なのはフォークリフトを定期的にメンテナンスすることで事故や災害を防止することです。

フォークリフトはいってみれば自動車と同じ車両になるので、操作や機能の不具合により事故や災害が発生する可能性はあり、実際に、厚生労働省の災害統計では、毎年2000件ほどのフォークリフトによる労働災害が発生しており、中には亡くなられている方もいます。

フォークリフトの労働災害の大きな要因は、安全対策が十分でないことが多く、メンテナンスもフォークリフトの安全対策に当然ながら含まれています。

事故や災害を未然に防止するためにも、フォークリフトのメンテナンスは、法定に則って妥協せずに行うことが重要です。

フォークリフトのメンテナンスで抑えておきたいポイント

フォークリフトのメンテナンスは、先述にもあったように、フォークリフトを長持ちさせるだけでなく、労働災害への対策、罰則に対してのリスク管理などの面からも重要です。

ここからは、フォークリフトのメンテナンスで抑えておきたいポイントを解説していきます。

故障の兆候

フォークリフトチェーンの破損、オイル漏れ、爪の劣化、バッテリーの劣化など、これらはフォークリフトの故障の兆候です。

メンテナンスを怠ってしまうと、これら兆候を見逃してしまい、取り返しのつかない故障や、最悪の場合は労働災害につながってしまいます。

日々のメンテナンスを怠らず、これら兆候が現れたらすぐにフォークリフトの修理を依頼しましょう。

月次と年次メンテンナス

月次と年次のメンテナンスは義務付けられていますが、メンテナンスの内容がそれぞれ異なります。

月次
  • 労働安全衛生規則第151条の22によって義務づけられており、1カ月を超えない期間に必ず1回の実施が必要。
  • 制動装置やクラッチ及び操縦装置の異常の有無、荷役装置及び油圧装置の異常の有無、ヘッドガード及びバックレストの異常の有無、これらの点検が必要。
年次
  • 特定自主検査とも呼ばれており、1年を超えない期間に必ず1回の実施が必要。
  • 機器ごとに定められた40以上の検査事項を点検が必要で、いわば車検のようなもの。
  • 検査が済んだフォークリフトには実施年月日が記載されたステッカーを車体に貼る必要がある。

メンテナンス以外のケアも大事

フォークリフトを長持ちさせるには、日々のメンテナンス以外にも方法があります。

例えば、使用した後に外装や部品に付いた泥や砂の掃除をすることで、錆びの予防や摩耗の改善になりますし、また、保管時は舗装された路面に置く、雨風対策でカバーをかぶせるなど、保管に気を付けるだけでも劣化を防げます。

日々のメンテナンスに加え、掃除や保管に気を使い、フォークリフトをより長く使えるようにしましょう。

また他にも、例えば、危険な運転をしなければ急ブレーキをすることはなく、ブレーキやタイヤが長持ちしますし、決められた積載量を厳守することで事故を防げます。

メーカーや代理店への相談も

自社による日々のメンテナンスも大事ですが、メーカーや代理店を使ってメンテナンスの相談をするのもありです。

フォークリフトは稼働時間が経つにつれ故障が多くなるので、日々のメンテナンスではカバーしきれなくなってきます。

そういった場合は、フォークリフトをより長く使うためにも、フォークリフトのメーカーや代理店といったプロに相談してみましょう。

フォークリフトのメンテナンスなどの相談は三田産機へ

三田産機株式会社では各種フォークリフトを新車・中古車問わず取り揃えており、メンテナンスの相談や実施も提供しています。

扱うフォークリフトも、バッテリーフォークリフトも、カウンタータイプ・リーチタイプ・ラックフォークタイプ、更には無人フォークリフトまで取り扱っているので、あらゆる用途に対応可能です。

指定修理工場でもある当社は、中古車のメンテナンスも万全なので、きっとご満足いただけることでしょう。

富山県周辺でフォークリフトの購入やメンテナンスを検討しているのであれば、是非三田産機株式会社にご相談ください。